ブエノスアイレス市内と日帰りできる近郊の旅
市内をまわる観光バス
ブエノスアイレスをぐるっと一周。どんな街なのか全体像を感じたいなら市内をまわる観光バスがおすすめです。自分のペースで観光地を巡ることができます。
乗車チケットは、24時間、48時間、72時間の3パターンから選べ、自由にバスを乗降りできるので好きな場所で降りて見学して再度乗車して移動することが可能です。
ラプラタ河沿いのトリップ小旅行
ブエノスアイレスは、ラプラタ河というアルゼンチンとウルグアイに挟まれた川の河口にあります。
ブエノスアイレスから少し河口を上がると、水の都ティグレがあります。
ティグレは美しい街並みが人気の観光スポットですが、ティグレまで伸びる電車に乗って行くことができる、Vicente Lopez からSan Isidroもとっても雰囲気があります。
Olivos地区のMaipu大通りにあるTren de la Costa線に乗車すると、川沿いをゆっくりと走ります。
電車の詳細はこちら→ https://www.trendelacosta.com.ar/
日本だと鎌倉の江ノ電のような雰囲気。各駅の小さな古い駅舎やその先のラプラタ河の水面の美しさは格別。
路面で行われるガラクタ市や電車を眺めながらカフェを楽しめる駅舎、河沿いの景色が萌えポイント。
Vicente Lopez地区 やSan Isidro地区は高級住宅地なので危険は少ないですが、ブエノスアイレス市から出ての旅路になるので、上級者向けの小旅行。
ルハンの奇跡のメダイユ
ブエノスアイレスの街でもよく見かける「ルハンのマリア」の肖像。
高速バスで2時間ほどの位置にある、ルハンには大きな大聖堂があり、その大聖堂周辺で販売されているメダイユには奇跡の力があると言われています。
電車でも行くことは可能ですが、バスが早くて楽ちん。
電車は乗り換えポイントの駅の治安が良くないためおすすめできません。
バスは、Once(オンセ)駅かPlaza Italia(プラザ イタリア)から出発しています。
Once駅周辺も治安があまりよくないので注意が必要です。
できるならば、Plaza Italiaからルハン行きを探して乗車してください。
ネットで探すと57番と表示されますが、この情報を信じず、バスの運転手さんに
「ルハンに行きたいけど、これ行く?」(Yo quiero ir Lujan..va a Lujan?)と聞いてから乗車してください。
途中に危険地帯もあるため「乗り換えしろ。」などと言われたら諦めるか直通便を必ず探してください。
また、ルハンにある動物園でトラに触れる話は、さまざまな問題から終了しています。
季節で楽しむ国内旅行
メンドーサ
日本ではあまり知られていませんが、アルゼンチンのメンドーサはワインの生産地として有名です。この土地で取れる品種で美味しいのは、赤はマルベック、白はシャルドネやソーヴィニョンが世界的人気が高い。
メンドーサでワイナリーツアーに参加してワインの造られる工程や試飲を楽しみつつ、併設レストランでランチを楽しむコースが人気です。
地方都市としてはとても整備されて美しい土地です。
ブエノスアイレス市内からほど近い、ホルへ・ニューベリー空港から1時間半ほどで到着します。
早朝便で行けば、日帰りでも楽しめます。
イグアスの滝
アルゼンチンの世界遺産「イグアス国立公園」にイグアスの滝はあります。
また、世界三大瀑布に数えられるイグアスの滝は、アルゼンチンとブラジルの国境にあり2国にまたがっています。
早朝の便で向かえば、ブエノスアイレスから日帰りツアーでも楽しめます。
船で滝下に行くツアーに参加される場合は、ものすごい量の水に圧倒されます。
カッパと着替えを用意した方が賢明。パンツまでしっかりずぶ濡れになります。
また、自然公園はとても広く、歩く距離が長いので履き慣れた靴で行くと良いでしょう。
その他、
- バリローチェ
- ウシュアイア
- エル・カラファテ
- マル・デルプラタ
- プエルト・マドリン
も国内の人気旅行先です。
近隣・自国の世界遺産の旅
ウルグアイのコロニア・サクラメント
ブエノスアイレスから一番近い海外は、ウルグアイのコロニア・サクラメントです。
プエルトマデーロから出ているフェリーに乗って1時間のラプラタ川の対岸です。
旅費は季節によって変わりますが、往復で100ドル以内で1日の日帰りも簡単にできてしまいます。
コロニア・サクラメントには、旧市街があって河沿いに小さなお店やカフェが立ち並び、石畳の古い市街地は穏やかでのんびりとしています。
日帰りでも楽しめますが、余裕があれば1泊して月夜に照らされる世界遺産の街並みを眺めるのもおすすめです。
チリのパルパライソ
「パルパライソ」とは天国の意味で、その名の通り美しく豊かな街並みです。
チリの大西洋側の海岸なので、魚介類が豊富でお食事もとっても美味しくいただけます。
また、海岸から続く急な坂道に立ち並ぶ家の壁や道、階段には、カラフルな絵が描かれていて鮮やかで美しい街並みは見ていて飽きません。
ただ街をうろうろしながら散歩をしたり、見つけたお店で買い物をしてぶらぶらするだけで楽しめます。
バルパライソの海港都市とその歴史的な町並みはチリの世界遺産として登録されています。
アルゼンチンの主な世界遺産
国内で旅行を検討するなら世界遺産を回るのも楽しそうですよね。
アルゼンチンには世界遺産がたくさんあります。
文化遺産
取得年 | 名前 | 地域 | 概要 |
1983年 | グアラニーのイエズス会伝道所群 サン・イグナシオ・ミニ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・ラ・マジョール、サン・ミゲル・ダス・ミソンイス遺跡(ブラジル) | アルゼンチン北部 | イエズス会伝道所で、17世紀にキリスト教を広めるための拠点 |
1999年 | リオ・ピントゥラスのクエバ・デ・ラス・マノス | サンタ・クルス州 | 多くの手の跡が残る洞窟壁画 |
2000年 | ルドバのイエズス会伝道所とエスタンシア群 | コルドバ州 | イエズス会がかつて入植の際に建造した集落跡 |
2003年 | ケブラーダ・デ・ウマワーカ | フフイ州 | いろいろな色彩の鉱物を含む地層が露出した独特の景観が望める渓谷 |
2014年 | アンデスの道路網カパック・ニャン | ペルー・エクアドル・コロンビア・ボリビア・チリ・アルゼンチン・に6カ国共同で申請された(一説には)6万キロの「インカ道」 | |
2016年 | ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献(ほか7か国と共有) | アルゼンチン州ラプラタ市 | フランスで活躍した現在建築の基礎を作ったとされるル・コルビュジエの作品。アルゼンチン国内に現存するクルチェット邸は個人の住居兼診療所として利用されている。 |
自然遺産
取得年 | 名前 | 地域 | 概要 |
1981年 | ロス・グラシアレス国立公園 | サンタクルス州 | 国立公園ではペリト・モレノ氷河、最大級のウプサラ氷河を見ることができる |
1984年 | イグアス国立公園 | ミシオネス州北部 | 世界三大瀑布の一つイグアスの滝を見れる |
1999年 | バルデス半島 | チュブ州 | 自然保護区としてクジラやイルカなどの海洋生物を間近で見れる |
2000年 | イスキグアラスト/タランパヤ自然公園群 | ラ・リオハ州 | 世界最古の恐竜や当時の陸上爬虫類の化石が産出している |
2017年 | ロス・アレルセス国立公園 | チュブ州 | 絶滅危惧種の樹齢2,600年のパタゴニアヒバ(ヒノキ科)を育む大森林のある自然公園 |
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