2020-12-05

動物園の跡地・エコパークへ行こう

Pocket

パレルモのイタリア広場の前に、元動物園だったエコパークがある。
元動物園だった場所があることは知っていたけど、今回初めていくことに。

入場は無料。

入ってすぐの左横には、人気のカフェ「クロック・マダム」があるけど、まだ店内での飲食はできない。(2020年12月現在)
オープンカフェは利用可能だけど、到着早々カフェに行くのは、どうかな?

まずは正面に大きな池があり、その周りをぐるっと回れるように歩道が設定されている。
池を正面にして左右道はあるのに、なぜか進行方向左側に人が続いていくので、私達も従って左に進む。

ああ、日本人。長いものに巻かれているではないか!

園内は所々、立ち入れない場所や近寄ることのできない区域の檻の動物が遠くに見えたり、閉ざされた高い壁の向こうから微かに動物の姿を確認できる箇所もちらほら。

ほとんどの動物は、郊外の動物園に移動されて残っているわずかな動物と廃墟化した建物は、失われた楽園のようなある意味雰囲気を感じる場所になっている。

分かりやすくいうと、バズとシータがラピュタに到着して2人だけで見た、廃墟になった森のようなイメージ。
私は「廃墟感」めちゃめちゃ好きだけど。

ただ、禿げて呆けたラクダやうっそうと雑草がしげる檻に1匹だけ座り込むバンビを見ていると、ちゃんとご飯を食べているか心配になるのは母親のホルモンバランスのせい(今、私の中で熱いテーマ)だろうか。

ほんの数年前に動物園としての運営をやめた、ブエノスアイレスの閑静な住宅街のパレルモチコに位置するエコパーク。
広大な面積を要しているこの地域は、ブエノスの中でもなかなかの一等地である。

周辺の高級住宅地や高層マンションでは、緑豊かな動物園を眺めながらも常々その特有の匂いに悩まされていたそうな。

運営をやめた理由は動物愛護団体か市の財政削減か、はたまた周辺に暮らす大物の圧力か。ブエノスアイレスは日本人には理解不能な街であることは間違いない。

入りぐちはサンタフェ通りに面していたけれど、出口はリベルタ通り沿いのみ。まるで使用人の出入り口のような小さな出口からチョロチョロと人が出ていく。

もう少し最後までテーマパークとしての誇りを見せて欲しいが「エコパーク」だけに簡素なんだろうか。と1人考えていた。

実は、今日は12月に帰国する方と最後のご挨拶だった。

コロナで会えなかった期間が長かったのに、今月を境に地球の反対側の現実の世界(日本ってことです。笑)へ戻っていってしまう。

ブエノスアイレスに根をはるつもりはなかったけれど、こちらで家族を持った私としては日本に帰国する予定は、今はない。
当分、会うことはできないかもしれない。寂しい気持ちもひとしおである。

きっと日本では会うことのなかっただろう人と、こんな地球の裏側で出会って、別れを惜しむとは。本当に出会いとは不思議なもの。

そして出会えた人と共に過ごす時間で、私の人生はできていることを強く感じた日だった。

関連記事